2012年12月1日土曜日

SSGの修理


久しぶりにサブのSSGに電源を入れると電源は入るのですが様子が変です。
液晶のバックライトは消えてますし、周波数は1040MHzから動きませんし、スペアナで見ても信号も出ていません。

ジャン測の宿命、故障がとうとう来たのかとがっくりきましたが、修理に出すととんでもない金額がかかるのは目に見えているのでサービスマニュアルも無いのですが、ダメ元で修理に取りかかりました。





まず重たいSSGを取り出し上下の蓋を開けます。
上には電源部だけでがらがらです。
ここにはオプションの高安定OSCなどが入るようです。











下蓋を開けるときっちりとシールドされています。重たいはずです














制御部分のバックアップ電池が切れたのかと思い前面パネルを外してみましたが、それらしい物は見当たりません。













修理が得意なOMさんから「電源が怪しいのでは」と教えていただいたので、
基板に電源電圧が書かれている部分の電圧を測ってみると+12Vが出ていないようです。

電源はトランス式のシリーズ方式なので何とかなりそうですが、取り外し方が分かりません。

しばらく悩んだのですが、この部分はサブシャーシになっていてすっぽりと抜けるようになってました。









 電源部だけで動かしてみると+12Vにつながっているファンも回りませんし、テスターで当たっても電圧が出ていません。
-12V、+5Vはちゃんと出ています。

+12V、 -12V、+5Vはすべて別回路になっています。
トランスからは電圧が出ていますが、整流用のダイオードブリッジの出力には電圧が出ていないので、ダイオードブリッジが飛んだ物と思って外そうとしているときに、トランスとつながるコネクタのハンダが浮いているのが目に入りました。



コネクタの基板部分の半田付けをやり直し電源を入れるとファンが回り始め電圧も出てきました。













ばらした状態で電源を本体に接続しおそるおそる電源を入れるとキーも受けつけ周波数もレベルも変えられます。

信号もちゃんと出るようになりました。

 ホコリだらけになっていたあひるくん達も入浴させて綺麗に(笑)
元の場所に納めて完了です。















電源のコネクタなど動く部分では無いのですが温度のストレスでしょうか。
これでまだしばらく使えそうです。